後悔が残るトラブル続きの「初めての雪中キャンプ」
2020年12月も中ごろ
今回の年越しは残念ながら家族で集まらない事が決まり
こんな機会はもうないということで妻と年越しキャンプを計画した。
予定では12月30日から1月4日の間、予想される大寒波の中を快適に過ごせることができるように、防寒対策(寝具や服装)、テントを買い揃えた。
そして準備万端で迎えた30日の早朝
人生初の体験をするので夫婦ふたり、ワクワクして大きな荷物を車に積み出発するのだ
たった1泊で帰り、年すら越せなかった事になるとは思いもせず。
だが、学ぶこともできた
「事前確認の大切さ・不測への準備・防寒対策の重要さ」
これから一日の出来事と事前確認の大切さをメインにつづります。
今回お世話になったのは
琵琶湖里山オートキャンプ場。
オーナーさんがとってもいい方で話しやすく、安心して宿泊できるキャンプ場でした。
ここは有名なメタセコイア並木まで徒歩2分程度の場所。(キャンプ場について別のブログでお伝えします。)
2020年12月30日
13:00 到着
受付に行くが外出中でのちほど行った。
休憩所が近い場所にサイトを決め
さっそくテントを設営開始
残雪が残っていたのでスコップを借り
雪を端によせる
設営にはいるが、初めての場所+新幕の設営+暴風雪が吹き荒れている中の設営だったため、体力と時間の消耗。
※後悔①初めてのテントを設営:事前に設営の練習をしておくべきでした
15:00 タープ設営とテント内の準備
タープを設営してる最中、妻にはテント内の底冷え対策と寝具の準備をお願いした。
この間も突風が吹き大変だった。
タープ設営後、椅子やテーブルをセット
焚き火とストーブを準備しようと思ったら、ストーブが点火しないというハプニング発生してしまったのだ。
使用したのはOMUNI!ポンプをなんどプッシュしても加圧されない・・・
30分ほど格闘した末、、、ストーブが使えないなおかつ暴風雪が吹き荒れてる中
で焚き火も難しいとの判断した。
※ハプニング①ストーブが点火しない
※後悔②ストーブの点検を怠った:ストーブは前回も加圧する不具合あったにも関わらず、改善を怠っていた
この時点の外の状況、気温も下がる中外でいるのは危険
16:00 テント内へ避難
16時とはいえ空は曇り、雪もふぶいてきていたのであたりはいっきに薄暗くなっていた
タープの下に準備していた食材や調理器具など、ある程度中に運び入れ
どうしたものか・・・取り合えず座る場所を作ってから
設営にこんなに時間がかかるとも思わず
しかも料理と暖はOMUNIでとろうとしてたので絶句
※後悔③判断の遅さ:暴風雪が吹き荒れてる中に設営している段階でテント内で過ごす判断をすべきでした。無駄な体力と時間を消耗してしまいました。
17:00 食事
お昼から食べてなく、非常にお腹がすいたので、非常食用にもってきてたスープパスタでかるくお腹を満たした。
予定していた牡蠣三昧はあきらめることに・・・
(焼き牡蠣はテント内でしたくないと思い)
急遽、母にもたせてもらった焼肉用の牛肉ですき焼きに変更し
最後はサトウのごはんを入れて雑炊まで楽しめました。
19:00 食後
朝が早かった+疲れ+お腹も満たされたことによりウトウト
防寒着を着て、底冷え対策もそれなりに準備していたが、長く座っていると少しヒンヤリした。
身体が冷えると怖いので、とりあえずジュラフの中へもぐりこんで動画を見ながらホットワインをいただいて、のんびり過ごせた。
頭まで覆いかぶさっていると寒さを一ミリも感じなかった、これには驚いた。
途中、トイレに行くときの様子、少しずつ積もってきてます。
寝る前に気温を確認すると、朝方はマイナス1~2℃の予報になっていた。
初めて使用する真冬用のシュラフ、使用限界温度マイナス32℃とは記載してあった。
だけど念のために湯たんぽを足元に忍ばせて、少し厚着をして寝ようと思ったのだが思いのほか暑くて寝れず、上はトレーナーと下は防寒使用のジーンズで快適だった。
妻は暑すぎて、下は防寒着のレギンスだけで大丈夫なくらいだったようだ。
ストーブがないうえに夜中はマイナス1度
それでも途中で起きることなく朝まで温かく深い眠りにつくことができた。
湯たんぽも朝までしっかり温かいままで驚きました。
22:00 就寝
二人とも一度も起きず深い眠り、、、
5:30 ハプニングにより起床
突然、「ドサッ」という音で目が覚めた、一瞬何が起こったのか把握できなかったが
隣を見るとテントが妻に覆いかぶさっている驚く光景が目に入ったではないか。
何事かと確認するとテントの頂上がポールで突き破り、ささえるところが無くなったためテントが下にずっている。
全部落ちなかったのは、途中にフックのようなものがありそこにLEDライトをぶら下げておいた。
そのおかげで、ライトにテントがひっかかり全壊をまぬがれたようだ。
これはとても不幸中の幸いだった。
全壊すれば、テントの内側についた結露が自分たちや寝具を濡らし冷えにつながっていたかもしれない。
妻はテントに積もっていた雪の重さで身動きがとれないようで、急いで妻を救出し、結露で寝具類があまり濡れないように、テントの真ん中に寄せて防寒服をきて休憩所へ避難をした。
このキャンプ場には休憩所があったから良かったものの、それがなかったと思うとぞっとした。
※ハプニング②テントの頂点が雪の重さでつきぬける
まだ薄暗い中ということ、雪がふぶいている事を考慮して明るくなるまで休憩室で待つことにした。
ストーブが使えないことに関しては31日に、近くのホームセンターに買いに行こうと話してた。
が、雪の重さでポールがテントを突き破るなんて事、想像もしていなかったので今後の事を話しあった結果、テントを仮に補修できたとしても不安が残るので帰る決断をした。
雪中で年を越してみたいという夢はかないませんでしたが、初めての場所で初めてのハプニング、無理をすると一番怖い。
悔しいが、あきらめが肝心のような気がした。
途中、テントが雪に埋まってしまわないように雪かきもした
登山用のヘッドライトが役に立った、これは持って行って良かったモノ。
(他にも持って行って良かったはあるので別のblogで)
7:00 朝食
テントが傾いており、中の荷物を運び出しにくいので一度突き抜けた箇所をロープでぐるぐるまきに応急処置をし、もう一度ポールを立て直すことに成功。
荷物を一旦、休憩所にすべて運び出すことが出来た。
荷造りをする前に、とりあえず腹ごしらえ
頑張って食事を準備するテンションではなかったのでカレーのカップラーメンを食べて残りのスープにバケットを入れてお腹をみたすことができた。
雪が吹雪く外を眺めて煙草に火をつけ
温かいお茶をすすりながら一服し気合をいれるのでした。
(心のでは諦めが悪く、どうにかならないかなとつぶやいてました)
8:30 片付け
休憩所に運んだ荷物類は妻にまかせ、私はテントの撤収を
雪が吹雪いている中の撤収は大変だった。
それはペグを探すための雪かき。
※ハプニング③タープの破損:スコップでタープを割いてしまいました。
片付けもそこそこ落ち着き、帰路につくまえに中華製の安価なタイヤチェーンを装着し試しに走ってみると2度も外れるということがあり、しかもプラスチックが割れてしまうという恐ろしい出来事。
次回から安全性に関わる道具などには惜しまず丈夫な製品を買おうと決めました。
が、この事は妻には帰るまで内緒にしてました。
過剰なほど心配性なので、落ち着いて作業できなくなりそうだったので。
(妻よすまん、心配をかけまいとしただけだ)
3度目はしっかりとしまり、低速で走る分には問題なさそうだったので、そのままキャンプ場を出ることにした。
※後悔④命を守る道具にはお金をかける
※後悔⑤片付けやすさ:雪の中ということを除いても結構な時間がかかったので収納する箱や場所をある程度決めておきたいと思う
14:30 帰路
私たちはやっとCheckoutの手続きを済ませ、雪が積もる中慎重にゆっくりと進んでいく。
その間、少しドキドキしながら
・・・・!?
なんと、数十メートル先の一般道を出ると雪が溶かされてるではないか!!
この場所は雪が積もる事も多いようで、一般道にも水が流れており雪が積もらないような対策がされていたのだ。
雪が溶かされたうえに、タイヤチェーンを装着しているのでガタガタと音をならし走り始めた。
私たちの車だけがノロノロ運転でとても迷惑がかかりそうなので、早々にコンビニでタイヤチェーンを取り外しました。
やっとほっとしたのと同時にお腹もすいたので、コンビニで軽く食べ物を調達した。
17:30 帰宅
それからはスムーズに自宅まで帰ってくることができ、片付けはそこそこにして
前日食べれなかった牡蠣を、焼き牡蠣・アヒージョ・牡蠣グラタンにして
ワインと一緒にいただいた。
前日、自宅で起床してから約24時間は
全てが初めての経験だったからか、数日ぶりに自宅にいる気がした。
【事前確認を怠ったことへの後悔と教訓】
後悔① 初めてのテントを設営 →事前に練習するべし
後悔② ストーブの点検を怠った →事前に点検するべし
後悔③ 判断の遅さ →天候を確認するべし
後悔④ 命を守る道具にはお金をかける →命を守るためにはお金は惜しむべからず
後悔④ 片付けやすさ →整理整頓するべし
テントのポールが突き抜けるという大きなハプニングがなければ継続できたかもしれませんが、それには十分な準備も必要だというこが分かってとても学びになった一日でした。
次回のブログでは
・-1℃初めての雪中キャンプの「持って行って良かったもの(助かったもの)」
についてつづりたいと思います。
最後まで読んでいただき感謝します。